解体の方、ガンガン進んでいます~
それに合わせて、助演男優の電気屋さんや設備屋さんも、現場に入ってきてます。
解体の初日、設計士の押川さん、早速大工の石井さんと打ち合わせです。
押川さん、相変わらず憎めない感じです~
そして、この日は都内築古物件の取材ということで、TBSの取材がありました。
職人さん達は、「まったく仕事になんねーよ!!」と言いながら「俺メークした方がいい?」とか、「床屋に行ってくればよかった?」などと言いながら、テレビに映っていました。
ま、ほとんどカットされてましたけど(笑)
石井さんの後姿、イケてます。
浴室もこんなになりました。
まだまだ先は長いです~
といっても、もう一週間前に解体入ったのですが、ブログが追いついてないですね。
頑張ってアップします。
ついに解体始まりました。
いよいよです。
といっても、既存の間取りを大きく変えるわけではなく、できるだけ廃材出さないようになんですが、それでも、やっぱりかなりの廃材出てきます。
家を壊すということで、どれだけのごみが出てくるか、改めて思い知らされますね。
さて、一番悩んだ既存の変なプレハブ
ここは解体してもらいました。
これで部屋の中に、日が入りました。
すっきりです。
浴室の解体風景です。
ここは予想通り、土台がいってます。
総交換ですね。
今回解体は、石井さん達大工さんチームがやってくれました。
普通は解体屋さんがやりますが、ここの建物は既存の間取りをあまりいじらないので、大工さんが次の仕事の事を考えながら解体です。
今回の主演男優の石井さんです。
数寄屋大工さんなのに、若いですよね。
37歳です。
そして、石井さんの相棒、大工の高橋さん。
高橋さん、ピンボケでごめんなさい~
若い時、かなりやんちゃだったみたいです。
石井さんのお父さん、解体の手伝いに来てくれました。
もちろんベテランの大工さんです。
ムードメーカーの川路さん
解体の時だけですが、手伝いに来てくれました。
これからメインは、石井さんと高橋さんになります。
アツい時期ですが、約1カ月半、よろしくです。
毎日暑い日が続きますが、こんな中。職人さんは現場で働いてくれてます。
感謝ですね。
今日はデザイン的なネタを!
写真の通り、今回の建物は真壁(柱や長押を露出させている壁)
内装は、この真壁をうまく使って、古民家風カフェみたいな感じ、とか考えてましたが、耐震補強の箇所がかなり多かったため結局大壁(柱を露出させてない壁、今風の壁)になってしまいました。
大壁で尚且つ、既製品の内部ドアだと、ものすごく普通の感じになってしまいますね。
なので少しでも雰囲気を出すために、多少単価は高いですが、壁、天井をクロスではなく塗装に、床は無垢のフローリングにします(一階のみ)
そして外壁も大がかりにはできないので、玄関周りと、2階手摺に少し手を加えて、全体のイメージを出せたらいいなと思っています。
耐震診断も終わり、いよいよ工事開始ですが、もう一度この建物の良さを振り返ってみました。
「築年数38年のボロ建物」
普通そういう見方かもしれないですが、見ていけばいいところもたくさんあるし、逆に最近の建物にはない良さもあります。
まず今回の建物の周辺環境
すぐ近くに神社があり、ムクの木の参道がとっても気持ちいいです。
そして、この辺りは都市計画法で定める
「第一種低層住居専用地域」
なので、大きなマンションやビルなど当然ありません。
車も住人のものしか入ってこないので、とっても静かで環境がいいです。
2階からの眺め
建物は少し小高い所にあるので、風が通って、とっても気持がいいです。
そして、この外壁ですね。
今の建物だと、サイディング貼りですが、雰囲気でないですね。
メンテナンスの事など考えると、もちろんサイディングはいいかもしれませんが、塗装して、これ残します。
5年に一回くらい塗り替えないといけないかも知れないですが、休日に少しずつ家族で塗ればいいし、それがまた家の物語になるし、何よりまた家に愛着わくし
それから玄関横にあるこのプレハブ。
あまり既存のものを壊すというのはやりたくないのですが、これだけは悩んだ末、撤去することにしました。
そうすることで、ここに割と広めのスペースができます。
ここは、デッキにしてもいいですし、ガーデニングを楽しむこともできますし、いろいろ遊べますね。
こうやって建物の良さを見つけてやり、そしてその建物に愛着がわいてくる。
このプロセスが楽しいですね。
現場の方は、大工の石井さん達が7/11日から乗り込んできています。
ブログのアップ、ペース上げないと(汗)
で、今日は耐震診断の結果を。
先日設計士の押川さんに、現地で耐震診断してもらいました。
そして先日、押川さんからの結果報告とそれに合わせた耐震補強計画の説明を受けました。
補強工事は大工さんの仕事なので大工の石井さんと。
その様子
左が設計士の押川さん、右が大工の石井さん。
石井さんは改めて紹介しますね。
で、結果は
赤字の数値が、今回の建物の数値です。
この数値、書類についている分厚い計算から出されている数値で、細かい計算式は僕もよくわからないです。
掻い摘んで言うと、現行の建築基準法で定める基準を満たしている強度が、この上部構造評点1以上。
0.7以下は、震度6強で倒壊する可能性が高いということらしいです。
なんかとっても弱々しい数値です。
なので、今回この上部構造評点1を目指して補強していきます。
で、押川さんからの補強計画をみると、なんだかとってもたくさんの補強個所があるんですけど。
その後石井さんに工事費見積もってもらったら、完全に予算オーバーになりました。
しかし、ここの予算を削るわけにはいきませんから。
とにかく耐震は進めていきます。
しかし、このオーバーした費用は後のものに響いてきますね。
どうなる、どうするMIリノベーション!
(おいおい、煽りすぎ煽りすぎ)
今回の物件は、築38年!
当然旧耐震のため、今回しっかり耐震補強します。
ここは安全というか人命に関わるところですから
絶対ですね。
それで、ただ単に補強しましたではなく、設計士さんに
診断してもらい、補強設計をしてもらい、そして実際に補強し、
検査をしてもらい、証明書を発行してもらいます。
という方針が決まったので、設計士さん探しです。
誰でもいいわけではなく、今回のプロジェクトの一員ですから!
条件として
・築古戸建の耐震診断、設計を数多くこなしている人
・耐震補強の引き出しをたくさん持っていること
・特定の業者を指定してくる人は×
やはり耐震に関しては、もし地震が起こったら、人命に
関わることですから、知識と経験のある人であることを
重要視しました。
また、特定の工法や特定の業者を指定してくるような人も
僕の思想に合わないので×です。
でもって、またまた時間をかけて、何人かの設計士さんに
お会いして探した結果、この人にお願いしました。
ダダーン!(毎回変なノリ)
+A一級建築士事務所
押川さん
ディズニーのキャラクターではありません(笑)
板橋区の指定診断士にもなっていて、数多くの
築古戸建の耐震診断、耐震設計をしている人です。
都内でも板橋区と荒川区は、築古戸建の数が多いので
必然的に耐震診断も多いそうです。
はじめてお会いした時に、いろんな話をしました。
今までの経歴や現在の仕事の事、耐震診断の事
などなど、かなり長い時間。
現在、古民家保存のプロジェクトに参加されていたり
話をしていて、とってもおもしろかったです。
話をしだすと止まらなくなる、アツい人です。
で、さっそく耐震診断の様子
この診断をもとに、まずは診断結果ができて、その結果をもとに
耐震計画をしてもらいます。
結果は次回のブログで!
今回のリノベーションンの条件を、はじめに整理してみたいと思います。
今回のリノベーションは、リノベーション後に販売する予定です。
つまり、まだだれが住むかは決まっていない状態で、リノベーションしていきます。
なので、予算が決まっていますので、その中でやっていかなくてはなりません。
まずこの物件、築38年ですので、当然旧耐震です。
なので、耐震性に関しては、新耐震レベル以上になるように、耐震設計をしてもらい、きっちり耐震補強していきます。
これはもう、絶対に外せないですね。
そして、今回のリノベーションでは、予算の関係上、建材は全て既成品を使ってどこまでやれるかに挑戦します。
内部建具、キッチン、洗面台、バスなどなど
オリジナルの建材使いたいなとか、古材とか、お風呂は在来で左官さんでとか、言い出したらきりがないですが、条件は条件なので、それをどうするかは、知力、体力、気合い、そして愛で(笑)
名付けて「ミッションインポッシブル」!
限りなく不可能なミッションを、仲間と一緒にクリアしていく。
う~、まさに映画みたい~
とか言って、トムクルーズみたいな男前はどこにも出てこないですけど。
残念なことに僕はゴリラ顔なので(笑)
がんばります~
今回のリノベーションで一番重要になってくるのが大工さん!
一体何人の大工さんに会っただろうか。
大工さん探しにすごく時間かけました。
現場見てもらって、見積もりもらって、そんでもって、その人の今やっている現場見に行ったり、事務所行ったり。
そして、決めました。
ダダーン!(変なノリ)
大工の石井さん
石井さんの家に遊びに行った時の写真
ピンボケでごめんなさい。
すごく手入れされた大工道具の数々
道具萌えする自分にとっては、鼻血が~
実は石井さん、数寄屋の大工さんなんです。
全国の技能コンテストとかも出ていて入選するような
この後、今までやった仕事の写真とか施工図とか見せてくれました。
数寄屋とかの仕事に関係した事なんてもちろんないですから、「へ~」の連続です。
お父さんも同じく大工さんの家系
とっても気さくな人で、これから仕事するのが楽しみです~
今回のリノベーションで思っていること
●その建物のいいところを探して、それを大事にする
築年数が経っているものは、確かにマイナスの面もありますが、
しかしその建物の個性というか、良さもたくさんあるような気がします。
それを見つけ出して、そういうところを引っ張り出してあげる
そこに面白さがあり、物語があるような気がします。
例えば、今回の外観。
普通に見たらボロいですよね。
でも、よく見ると外壁に羽目板が結構使われていて、
最近のサイディング貼りの家とは全く
違う雰囲気があります。
古い家の否定的なこと言えばきりがないですが、
僕はそんなその家の良さを見つけてやりたいです。
●リノベにかかわってくれる人たちとの人間関係
家づくりって、本当にたくさんの人に関わってもらうことに
なります。
でも普通は、工務店やHMの担当者と打ち合わせをするので
なかなか職人さんや、出入りの業者さんと直接話す機会が
すくないですね。
でも、どんな人が作ってくれているのか、興味ありますし、
話をしてをしてみたいし、その職人さんの経歴や
趣味やなどなど、そんなことも聞いてみたいなとか
思ったりしませんか?
僕だったら知りたいです。
一般の人でも、職人さんの一部の仕事は手伝ってみたり、
一緒に現場で弁当食べて、話もしてみたいし、
そんな風なことができたら、その家への愛着も
また変わってくるし、それこそ僕がいつも思っている
プロセスを楽しむ「こと消費」の面白さだと思います。
今回のリノベーションに関しては、
僕はまだ東京の業者さんをあまり知らないので、
業者さん探しからやります。
なので、職人さんネタもいろいろ公開していきますね。
きっと参考になることもあると思います。
てな感じです~
なんとも仰々しいタイトルですが、赤塚で始まる戸建リノベーションについては、こちらに情報アップしていこうと思います。
このプロジェクトにはいろいろ思いもあり、それもおいおい書いていこうと思います。
是非ブログ読んでもらっている皆さんも、僕と一緒にリノベーションしている感じで、いろいろコメントしてください。
まずはどんな物件なのか、写真で
外観です。
はじめてみたとき、これ見ていろんな妄想しました。
ボロいですけど、でもなんかいいです。
僕がはじめてみたときには、ここに一年くらい住んでない状態で、家財が山のようにあり、すごい状態でした。
ある意味なかなか出せない味です。
破れた襖が、昭和を醸し出しています(笑)
キッチン、まあこうなりますよね~
床も小学生の時の図工室みたいです。
見よ!このタイル
ある意味骨董価値があるのでは(笑)
さあ、これをどうするか、思いっきり妄想しながら、でもいろんな条件はあるので、その中で楽しめる方法を考えます。