今回の物件は、築38年!
当然旧耐震のため、今回しっかり耐震補強します。
ここは安全というか人命に関わるところですから
絶対ですね。
それで、ただ単に補強しましたではなく、設計士さんに
診断してもらい、補強設計をしてもらい、そして実際に補強し、
検査をしてもらい、証明書を発行してもらいます。
という方針が決まったので、設計士さん探しです。
誰でもいいわけではなく、今回のプロジェクトの一員ですから!
条件として
・築古戸建の耐震診断、設計を数多くこなしている人
・耐震補強の引き出しをたくさん持っていること
・特定の業者を指定してくる人は×
やはり耐震に関しては、もし地震が起こったら、人命に
関わることですから、知識と経験のある人であることを
重要視しました。
また、特定の工法や特定の業者を指定してくるような人も
僕の思想に合わないので×です。
でもって、またまた時間をかけて、何人かの設計士さんに
お会いして探した結果、この人にお願いしました。
ダダーン!(毎回変なノリ)
+A一級建築士事務所
押川さん
ディズニーのキャラクターではありません(笑)
板橋区の指定診断士にもなっていて、数多くの
築古戸建の耐震診断、耐震設計をしている人です。
都内でも板橋区と荒川区は、築古戸建の数が多いので
必然的に耐震診断も多いそうです。
はじめてお会いした時に、いろんな話をしました。
今までの経歴や現在の仕事の事、耐震診断の事
などなど、かなり長い時間。
現在、古民家保存のプロジェクトに参加されていたり
話をしていて、とってもおもしろかったです。
話をしだすと止まらなくなる、アツい人です。
で、さっそく耐震診断の様子
この診断をもとに、まずは診断結果ができて、その結果をもとに
耐震計画をしてもらいます。
結果は次回のブログで!
今回のリノベーションンの条件を、はじめに整理してみたいと思います。
今回のリノベーションは、リノベーション後に販売する予定です。
つまり、まだだれが住むかは決まっていない状態で、リノベーションしていきます。
なので、予算が決まっていますので、その中でやっていかなくてはなりません。
まずこの物件、築38年ですので、当然旧耐震です。
なので、耐震性に関しては、新耐震レベル以上になるように、耐震設計をしてもらい、きっちり耐震補強していきます。
これはもう、絶対に外せないですね。
そして、今回のリノベーションでは、予算の関係上、建材は全て既成品を使ってどこまでやれるかに挑戦します。
内部建具、キッチン、洗面台、バスなどなど
オリジナルの建材使いたいなとか、古材とか、お風呂は在来で左官さんでとか、言い出したらきりがないですが、条件は条件なので、それをどうするかは、知力、体力、気合い、そして愛で(笑)
名付けて「ミッションインポッシブル」!
限りなく不可能なミッションを、仲間と一緒にクリアしていく。
う~、まさに映画みたい~
とか言って、トムクルーズみたいな男前はどこにも出てこないですけど。
残念なことに僕はゴリラ顔なので(笑)
がんばります~
今回のリノベーションで一番重要になってくるのが大工さん!
一体何人の大工さんに会っただろうか。
大工さん探しにすごく時間かけました。
現場見てもらって、見積もりもらって、そんでもって、その人の今やっている現場見に行ったり、事務所行ったり。
そして、決めました。
ダダーン!(変なノリ)
大工の石井さん
石井さんの家に遊びに行った時の写真
ピンボケでごめんなさい。
すごく手入れされた大工道具の数々
道具萌えする自分にとっては、鼻血が~
実は石井さん、数寄屋の大工さんなんです。
全国の技能コンテストとかも出ていて入選するような
この後、今までやった仕事の写真とか施工図とか見せてくれました。
数寄屋とかの仕事に関係した事なんてもちろんないですから、「へ~」の連続です。
お父さんも同じく大工さんの家系
とっても気さくな人で、これから仕事するのが楽しみです~
今回のリノベーションで思っていること
●その建物のいいところを探して、それを大事にする
築年数が経っているものは、確かにマイナスの面もありますが、
しかしその建物の個性というか、良さもたくさんあるような気がします。
それを見つけ出して、そういうところを引っ張り出してあげる
そこに面白さがあり、物語があるような気がします。
例えば、今回の外観。
普通に見たらボロいですよね。
でも、よく見ると外壁に羽目板が結構使われていて、
最近のサイディング貼りの家とは全く
違う雰囲気があります。
古い家の否定的なこと言えばきりがないですが、
僕はそんなその家の良さを見つけてやりたいです。
●リノベにかかわってくれる人たちとの人間関係
家づくりって、本当にたくさんの人に関わってもらうことに
なります。
でも普通は、工務店やHMの担当者と打ち合わせをするので
なかなか職人さんや、出入りの業者さんと直接話す機会が
すくないですね。
でも、どんな人が作ってくれているのか、興味ありますし、
話をしてをしてみたいし、その職人さんの経歴や
趣味やなどなど、そんなことも聞いてみたいなとか
思ったりしませんか?
僕だったら知りたいです。
一般の人でも、職人さんの一部の仕事は手伝ってみたり、
一緒に現場で弁当食べて、話もしてみたいし、
そんな風なことができたら、その家への愛着も
また変わってくるし、それこそ僕がいつも思っている
プロセスを楽しむ「こと消費」の面白さだと思います。
今回のリノベーションに関しては、
僕はまだ東京の業者さんをあまり知らないので、
業者さん探しからやります。
なので、職人さんネタもいろいろ公開していきますね。
きっと参考になることもあると思います。
てな感じです~